オヤびんの記憶

飲んだお酒、食べたものなどについて

オヤびん

Author:オヤびん
高知県高知市在住

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  • 2月の初旬、能登の中島町に牡蠣を食べに行った後、能登町宇出津まで足をのばして、日本酒の竹葉を醸されている数馬酒造さんを見学させていただいた。

    しばらく前から久しぶりに酒蔵見学に行きたいと思っていたのだが、能登に牡蠣を食べに行くという話が持ち上がり、酒蔵見学をするには丁度時期もいいので同時に決行することになった次第。

    問題はどこの酒蔵なら見学させてもらえるのか、ということだったのだが、調べてみると以前から気になっていた数馬酒造さんで受け入れていただけそうだったので、参加人数が確定した見学予定日前日に電話で連絡してみたところ、OKの返事をいただいた。

    見学当日は杜氏の四家裕さんに直々に案内していただき、恐縮しつつも非常に勉強になった。

    以下、見学の順番通りに紹介していく。

    まずは外観から。数馬酒造さんは宇出津の街中にあり、建物は大きい。正面に向かって左側がお酒を販売している場所。造っている場所は右奥の方にある。

    数馬酒造


    蔵の前にあった「酒林」と「竹葉の看板」。

    数馬酒造


    酒林の説明書き。

    数馬酒造


    蔵内部の見学では、準備されていた帽子とスリッパを着用。

    まず最初は洗米と蒸米をする場所に案内された。

    これは精米された山田錦。数馬酒造さんでは自社でも山田錦を作られているが、見せていただいたのは兵庫産のもの。

    数馬酒造


    蔵内の壁に貼られていたもの。このような言葉を見ると、もっと真剣に日本酒を飲まなくてはと思う。

    数馬酒造


    杜氏さんに麹室を案内していただく。温度の異なる2つの部屋があり、まずは温度の低い方。

    数馬酒造


    こちらは温度の高い方の部屋で作られている麹。こちらの部屋は汗が出るほどの気温だった。

    数馬酒造


    作られた麹を食べさせていただいた。蒸した米なので少し硬いが、噛み締めると独特の甘味があり、お菓子のような感じでいつまでも食べていたいようなやわらかい味がする。

    数馬酒造


    麹室の次は酒母室に。これは酒母室の小さなタンクで発酵している酒母。

    数馬酒造


    酒母室のあとは、大きなタンクの林立する部屋へ。様々な状態のタンクを見せていただいた。

    こちらはタンクで発酵している醪。

    数馬酒造


    タンク内をかき混ぜる杜氏さん。

    数馬酒造


    見学者全員が醪をかき混ぜさせていただいた。醪の状態により、櫂を入れるのが大変なものから、スッと入っていくものまで様々で、日本酒の造られていく過程がよくわかった。

    数馬酒造


    醪を見たあとは、酒質検査室へ。なんだか理科の実験室にいるような気持ちになってくる。

    数馬酒造


    異なる状態の醪を漉しているところ。

    数馬酒造


    日本酒度計。

    数馬酒造


    本物のどぶろく。試飲させていただくと、普段飲む日本酒と比較して、ものすごく強い酒質なので沢山は飲めないが、とても美味しい。米の粒がそのまま残っているので、白米を食べながら日本酒を飲んでいるという感じがする。

    数馬酒造


    この部屋ではどぶろくのほかに、発酵が始まって間もないアルコール度数1度程度の状態ものなど、いろいろと飲ませていただいた。醸造工程を見るだけでも勉強になるのに、味の変化まで体験させていただき、日本酒の発酵過程が単なる知識から実体験へと昇華したような気分になった。

    さらに、コンサートなどの開かれる倉庫も案内していただく。

    数馬酒造


    最後は待ちに待った試飲。

    数馬酒造


    ずらっと並べられた日本酒。生酒から古酒、梅酒まで沢山のものを用意していただいた。これまでに、同じ蔵のお酒をこれ程利いたことはなく、また杜氏さんが好きなだけ飲んでもいいと仰ってくださったので、じっくりと飲ませてもらった。全て飲んで一巡すると、最初に飲んだときとはまた異なった感じ方をするなど、日本酒を飲むときは順番も重要な要素であることが良くわかった。やはり、お酒を飲むのは楽しい。

    梅酒は途中で飲むと他のお酒の味がわからなくなるので最後に飲むように言われた。この梅酒を飲んでいるときに漬けた後の梅の話になり、大量にあるのでということでその梅を少しお土産に頂いた。皮のしっかりした梅で、これだけで幾つでも食べられるくらい美味しい梅だった。

    数馬酒造



    好きなだけ飲むことの出来る試飲が終わった後は、各々気に入った日本酒を購入。日本酒で作られた梅酒は皆の気に入るところだったようだ。自分自身は今の時期ならではの純米初しぼりと大吟醸袋しぼりを購入。

    車に日本酒を満載して蔵を後にするときには、蔵の方が見送ってくださった。

    杜氏さんには仕込みなどで忙しいところ、突然押しかけた我々に丁寧に解説していただき本当に感謝している。本当に勉強になった。

    また今回の見学では、杜氏さんからは日本酒をもっともっと知って欲しいという気持ちが伝わってきた。こちらもその気持ちに応え、少しでも日本酒の良さをこのブログを通じて伝えられればと思っている。

    なお、数馬酒造さんについては、「挑戦する酒蔵」(酒蔵環境研究会編 農文協)という本の中で紹介されているが、地域に根差し、能登を盛り上げようとしている熱い酒蔵である。


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2008/02/27/ 00:51 お酒:日本酒:北陸 / TRACKBACK(0) / COMMENT(0) / PAGETOP  

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